前回に続き、ベトナム・ニャチャンからのレポートです。現在も海沿いのホテルに滞在中。昨日は、歴史ある遺跡「ポーナガル塔」を訪れました。
この寺院は9世紀初頭、チャンパ王国によって建てられたもので、カンボジアの「アンコールワット」と同じチャンパ建築様式が用いられています。敷地内には主祠堂・福祠堂など、5つの建物が現存しており、静かな佇まいの中に歴史の重みを感じました。
さて、観光の合間を縫って、ホテルの部屋では本の執筆も進めています。そんな中、ルームメイキングのスタッフとのやり取りで、ある気づきがありました。彼らは英語がほとんど話せません。タオルの交換など簡単なリクエストでさえ、英語ではなかなか通じないのです。
しかし、今や強力なツールがあります。スマートフォンに搭載されたGoogle翻訳を使えば、日本語で話すだけで、即座にベトナム語の音声に変換されます。これにより、複雑な要望もスムーズに伝えることができ、言語の壁を感じることがほとんどなくなりました。
「英語ができれば世界中どこでも通じる」というのは嘘です。私自身、海外出張は多く海外では英語を使いますが、それは英語ネイティブやネイティブでなくても英語が堪能な人々とのやり取りに限られた話。実際には、世界には英語が通じない地域や人々のほうが圧倒的に多く、プライベートの旅行ではそのことをいつも痛感しております。
本当の意味でのグローバルコミュニケーションには、多言語対応が不可欠です。そしてその鍵を握るのが、AI翻訳技術。今後、AI翻訳がさらに進化すれば、言語の壁はますます低くなり、英語教育のあり方も大きく変わっていくでしょう。