コタキナバル滞在記:多民族の街で感じた「ことば」と「文化」

現在、マレーシアのボルネオ島にあるコタキナバルに滞在しています。
ボルネオ島の北東部に位置し、首都クアラルンプールからは飛行機で約2時間半。距離も文化も、マレー半島とは大きく違う場所です。

今回は、寝室2つ+LDKの民泊(Airbnb)に宿泊しています。
驚くことに、この広さで一泊9,000円台。
同程度の広さをホテルで求めると5倍近い価格になるので、これは相当お得です。

部屋は30階にあり、窓からの海の眺望が素晴らしい。
目の前には対岸の島が広がり、その海岸沿いには、海の上に家が建ち並ぶ不思議な景色が見えます。写真のように、海の上に木柱で支えられた家々が並ぶ「水上集落(スティルトハウス)」です。


海の民・バジャウ族の暮らし

こうした水上住宅は、バジャウ族(Bajau)と呼ばれる「海の民(Sea Gypsies)」の住居です。
彼らは伝統的に海と共に生きる文化を持ち、漁をしながら海上で暮らしてきた民族です。

ボルネオ島側のマレーシアには、バジャウ族を含む多くの先住民族が暮らしており、
さらにマレー系・中華系・インド系などの移住者も多く住んでいます。

特にコタキナバル市内は典型的な多民族都市で、街を歩くと多様な文化が混ざり合う雰囲気を感じます。
市場の匂い、食べ物、音楽、街を行き交う人たち──すべてがバラエティ豊かです。


多言語の街で感じたこと

コタキナバルでは言語も多様ですが、ほとんどの人は普通に英語を話します。
英語は公用語ではないものの、公用語的な広がりがあり、特にレストランやショップでは英語で困ることはありませんでした。

ただし、やはりネイティブ英語とは異なり、少し聞き取りにくいところもあります。
もちろん、これは私自身の英語力の問題も大きいのですが……。

それでも、英語が母語ではない人同士が英語で意思疎通できるというのは、
アジアの多民族都市ならではの「実践的な英語文化」だと感じます。
そして、こうした街での生活や旅行は、AI通訳の未来や英語教育のこれからを考えるうえでもヒントが多いと感じています。