joh-booksのブログ

海外旅行記を中心に発信しています。AI翻訳など言語についても、海外旅行などで気づいたことを書いています。

AIを活用してKindle本を日英同時出版!『ベトナム旅の新常識』と日米市場のリアル

先日、Kindleにて新しい旅行ガイドブック『ベトナム旅の新常識』を出版しました!

今のところ出だしは静かな売れ行きですが(笑)、今後たくさんの旅行好きのみなさんに届くといいなと期待しています。

 

今回の本のテーマと「日英同時出版」の試み

今回の本のテーマは、「海外旅行で最新AIを駆使し、スムーズかつ安全に旅を楽しむ」というもの。

そして今回、この本をAIで英訳し、Amazon.com(アメリカ)からも英語版として出版してみました!

正直なところ、日本人が海外で感じる不便さや不安、あるいは快適さの感覚は、欧米などの英語圏の人々とは異なる部分も多いはずです。にもかかわらず、今回はあえて「単なる英訳(全く同一内容)」で出してみました。

日本版と英語版で、売れ行きや反応にどんな違いが出るのか、結果を楽しみに待っているところです。

 

▲ 日本語版 amazon.co.jp/dp/B0GZQB3QL5/ 

▲ 英語版 amazon.com/dp/B0HF73XR6D/

 

実は2回目!前回の「Pythonテキスト」で起きた驚きの現象

同じ本を日本語と英語で出版するのは、実は今回が2回目になります。

1回目は「Python」というプログラミングの解説テキストだったのですが……その結果がなかなか衝撃的でした。

  • 英語版: そこそこ順調に売れている

  • 日本語版: ほとんど売れていない

実はこの2冊、下に示すように表紙のデザインが大きく異なります(日本語版は中高生用の参考書風、英語版は子供向けの親しみやすいイラスト風)。しかし、中身は日本語版を英訳しただけで全く同一のものです。

Pythonは最新AIの基礎にもなる言語であり、少なくとも先進国であれば学びのニーズや位置づけに大きな差はないはずです。

それにもかかわらずこれほどの差が出たのは、単なる表紙デザインの違いだけでなく、「若者の学びに対する感覚やハードルの捉え方」に日米で違いがあるからではないか……と感じています。

今後は「日英でまったく同じ表紙にする」などの実験も重ねながら、このテーマについていつか深く掘り下げてみたいところです。

 

 

自分の意図をズレさせない「AI翻訳の工夫」

英語版を出版する際は、日本語原稿をAIで翻訳したのですが、ただ任せるのではなく少し工夫をしています。

【私流・AI英訳のステップ】

  1. 細かいトーンの指示(文体の上品さ、固さ/柔らかさ、対象読者層など)をプロンプトで細かく指定して英訳

  2. 生成された英文を、さらにAIで再度「日本語」に逆翻訳(往復翻訳)

  3. 自分の意図したニュアンスからズレていないかを自分の目で確認

この「往復確認」のプロセス挟むことで、こちらの伝えたいニュアンスをしっかりと維持したテキストに仕上げています。

この方法でネイティブにとってどこまで自然な英語になっているかは未知数ですが、前回の英語版の売れ行きを見る限り、それほど違和感のない文章にはなっているのかなと思っています。

 

おわりに

個人でもAIをうまく活用すれば、「日本語で書いた本をそのまま世界へ届ける」という挑戦が手軽にできるようになりました。今後、世界に向けて自分の知見やアイデアを発信していくチャンスがどんどん広がりそうで、とてもワクワクしています。

今回の『ベトナム旅の新常識』が日米でどう読まれていくのか、また動きがあればブログでご報告しますね!

Kindle新刊『ベトナム旅の新常識』を出版しました

しばらくの間、本ブログの更新が途切れてしまいました。

「最近、更新がないな」と思われていた方もいらっしゃるかもしれません。

実はこの数か月、ベトナム旅行ガイドの執筆にかなりの時間を費やしており、ブログを書く余裕がありませんでした。

そしてこのたび、Kindle電子書籍『ベトナム旅の新常識』を出版しました。

私はこれまで4回ほどベトナムを訪れ、ハノイ、ダナン、ホイアン、ニャチャン、ホーチミン、そしてフーコック島を実際に歩いてきました。

本書は、いわゆる網羅型のガイドブックではありません。自分自身が歩き、食べ、迷い、ときには失敗しながら体験したことを中心にまとめています。

今回の本で特に意識したのは、「現代の海外旅行」です。

Grabによる移動、eSIMによる通信環境の確保、スマホ決済、AIを活用した情報収集など、ITを活用することで海外旅行は以前よりずっと自由で快適になりました。

また、私たち夫婦の最近の旅のスタイルは、一つのホテルやリゾートに1週間から10日ほど滞在し、ゆっくりと過ごすことです。

近くのスーパーで買い物をし、ときには自炊をし、地元のレストランを楽しみ、疲れた日はGrabで料理を注文する。そんな「暮らすように旅する」スタイルを好んでいます。

そのため、本書では50代以上のご夫婦や、ゆったりとした滞在型旅行を楽しみたい方を主な読者として想定しました。

一方で、ハノイやホイアンなど主要な観光地についても紹介していますので、初めてベトナムを訪れる方にも役立つ内容になっていると思います。

AIやスマホを上手に活用しながら、効率や便利さはテクノロジーに任せ、その分だけ現地の風景や人々との出会いを楽しむ。

そんな新しい旅のスタイルを、この本を通して提案できればと思っています。

もしこれからベトナムを旅してみたい方がいらっしゃいましたら、ぜひ手に取っていただければ幸いです。

 

Kindle電子書籍はこちら

amazon.co.jp/dp/B0GZQB3QL5/

 

 

【ベトナム旅行記・後半】フーコック島で世界最長の「空の大航海」へ!

「本記事はPRを含みます」

 

前回の記事では、10日間にわたるベトナム旅行の前半戦についてご報告しました。 今回の記事では、旅のハイライトが詰まった後半部分の様子をお届けします。

今回の旅の最大のイベントは、なんといっても「世界最長」と言われるケーブルカーに乗って、ホントム島(Hon Thom Island)を往復したことです。

 

1. ギネス級の絶景!サンワールド・ホントム・ケーブルカー

フーコック島が世界に誇る「サンワールド・ホントム・ケーブルカー」は、単なる移動手段ではありません。もはやこれ自体がメインイベントと言える、圧倒的な絶景アクティビティです。

  • 世界最長のギネス記録: 全長は約7.9km。アントイの街から離島まで、約20分間の空中散歩が楽しめます。

  • 360度のパノラマビュー: ガラス張りのキャビンからは、エメラルドグリーンの海、色鮮やかな漁船、点在する無人島を一望できます。

私たち夫婦は午前中に乗車しましたが、窓の外に広がる景色は「海の上を散歩している」ような開放感!ちなみに夕暮れ時は空と海が黄金色に染まり、言葉を失うほどの美しさだそうです。

ケーブルカー乗り場

 

2. ホントム島の楽しみ方と「魔の運休時間」

到着した先のホントム島には、最新のウォーターパークやプライベートビーチがあり、一日中遊ぶことができます。

ただし、計画を立てる上で絶対に注意すべき点があります。それは、お昼時の「メンテナンス休憩(運休時間)」です。

【私たちが訪れた時の運行スケジュール】

  • 午前の部: 09:00 – 11:30

  • お昼の運休: 11:30 – 13:30(※2時間は動きません)

  • 午後の部: 13:30 – 17:00

11:30の最終便を逃すと、島へ渡ることも戻ることもできなくなります。 島で一日遊ぶ方は「午前中に渡って、午後の便で戻る」のが正解。私たちは乗車そのものが目的だったので、朝イチで島へ渡って散策し、午前の最終便(11:30)でフーコック島へ戻ってきました。

ホントム島

ホントム島にある回転タワー

回転タワーからの展望


3. まるでイタリア?「サンセット・タウン」の街並み

ケーブルカーの乗り場付近は「サンセット・タウン」と呼ばれるエリアで、イタリアのアマルフィ海岸をモデルにしたヨーロッパ風の美しい街並みが広がっています。ベトナムにいながら地中海の雰囲気を味わえる、不思議で素敵な空間でした。

サンセット・タウン(ケーブルカーの中から)

サンセット・タウンの街並み

4. 現地の移動

ホテルからケーブルカー乗り場までは車で30分ほど。 当初はGrab(配車アプリ)を使う予定でしたが、ホテル側が「Grabと同料金で送迎できる」と提案してくれたため、ホテルの乗用車を利用しました。

また、空港とホテルの往復もあらかじめホテルの送迎サービスを予約しておきました。 【ホテルの送迎を選んだ理由】

  • 空港ではGrabの乗り入れ制限区域あり乗り場が分かりにくいことが多い。

  • 一般的にホテル送迎はGrabより高めですが、今回はそれほど差がなかった。

到着早々に重い荷物を持って右往左往するストレスを考えれば、非常に賢明な選択だったと感じています。

 

5. 旅の予算管理:スマートな事前決済のススメ

今回の旅では、ケーブルカーのチケットなど高額なチケットやサービスについては「出発前に日本でWEB購入」しておくことを徹底しました。

理由は明確です。

  1. 両替手数料の節約: アジアでは両替手数料が高くつくことが多い。

  2. カード手数料の回避: 現地の店舗決済では、店側から手数料を上乗せされるケースがある。

  3. 現地での時間の節約:現地でチケット売り場で並ばなくてもよい。

現地での支払いを極力減らすことで、精神的にも予算的にも余裕を持って過ごすことができました。

【ケーブルカーチケットは下記から購入できます】

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=4B1ATO+BB99U+52F8+5YJRM

編集後記

事前のリサーチと準備で、トラブルなくスムーズに旅を終えることができました。特にケーブルカーの運休時間は、知らないと2時間立ち往生することになるので、これから行かれる方はぜひ参考にしてくださいね。

【ベトナム】喧騒のホーチミンから、美しきフーコック島へ。1週間のリゾート滞在記

「本ページはプロモーションが含まれています」

 

ホーチミンで2晩、都会のエネルギーを存分に浴びた後、次に向かったのはベトナム南端の楽園「フーコック島」。ここで1週間、ゆったりとした時間を過ごしてきました。



ベトナムのビーチリゾートといえばダナンが有名ですが、このフーコック島も負けず劣らずの美しさ。まだあまり知られていないこの島の魅力を、私なりの視点でお伝えしたいと思います。

ホテルのプールサイドから見た海と夕日

カンボジアは目と鼻の先?フーコック島のロケーション

フーコック島はベトナムの最南端に位置していますが、実は地図で見るとベトナム本土よりもカンボジアのほうがずっと近い場所にあります。かつてはカンボジア領だったという歴史もあり、どことなく独特の情緒が漂っています。

 

離島での通信環境。日本で買ったeSIMは繋がるか?

ホーチミン空港から飛行機に揺られること約1時間。

フーコック空港に着陸して真っ先に確認したのが、「日本で購入したプリペイドeSIMがちゃんと機能するか」ということです。

ホーチミンでは快適でしたが、本土から離れた離島、しかもカンボジアに近いとなると、電波の入りが少し心配でした。

結果は……全く問題なし! 電源を入れた瞬間に電波を掴み、滞在中も非常にスムーズに利用できました。離島とはいえ、デジタル環境はしっかり整っています。

利用したeSIMはこちら:

 

「世界一(?)短いバス移動」に驚く

フーコック空港はこぢんまりとした空港で、ボーディングブリッジ(搭乗橋)が少ないのが特徴です。そのため、飛行機はターミナルビルのすぐ近くに停まり、そこからバスで移動することになります。

ただ、驚いたのがその距離。ターミナルまでわずか100mほど。 目の前です。 それなのに、全員がバスに乗り込むまでじっと待たされるという、なんとも不思議な体験をしました。「歩いたほうがよっぽど早いのでは……?」と心の中でツッコミを入れつつ、これも旅の醍醐味と割り切ることに。

フーコック空港 飛行機はターミナルビルのすぐ近くに駐機

シーシェルズ フーコック ホテル:至福のシービューと驚きのコスパ

空港から車で20分ほど。今回の拠点としたのは、島の西側に位置する「シーシェルズ フーコック ホテル(Seashells Phu Quoc Hotel)」です。

シーシェルズフーコックホテル

ここのロケーションは本当に最高でした。 部屋はシービューのツインルーム。窓を開ければ目の前にはどこまでも続く海が広がっています。

素晴らしいシービューですが、夕日が特に美しいです。 滞在期間中はずっと天気がよく、毎日部屋から燃えるような美しいサンセットを眺めることができました。西側に面したこのホテルならではの特権ですね。

部屋からの夕日


お部屋のクオリティも申し分ありません。

  • 広々とした清潔な空間

  • バス・トイレ・シャワーが独立した設計

  • ゆっくり浸かれるバスタブ付き

ベランダ

驚くべきは、これだけの贅沢な条件が揃っていながら、宿泊費は「チョッと高めの日本のビジネスホテル」程度だったことです。

このクオリティをこの価格帯で体験できるのは、まさにフーコック島のリゾートならではの魅力。時期によって変動はありますが、自分へのご褒美としても非常に満足度の高い選択でした。

最新の空室状況や価格はこちらから確認できます:

 シーシェルズ フーコック ホテル&スパ(Agoda公式サイト)

ホテル周辺のグルメと、活気あふれるナイトマーケット

ホテルの周辺は非常に便利で、徒歩圏内に地元のベトナム料理店がたくさん並んでいます。

私も何度か夕食を食べに出かけましたが、どこも値段が手頃で驚きました。ベトナム料理は日本人の口にも合いやすく、「辛すぎず、素材の味を活かした美味しい料理」が多いのが嬉しいポイントです。

もちろんホテル内にも素敵なレストランがあります。街中のローカル店に比べれば少し価格は上がりますが、それでも「日本の街中にある一般的なレストランより、少し安いくらい」の感覚です。移動の手間を考えれば、ホテルでゆったり食事をするのも賢い選択だと思います。

 

ホテルのレストランで食べたランチ

徒歩圏内のナイトマーケットで島の活気を感じる

さらに嬉しいことに、ホテルのすぐ近くには「ナイトマーケット」がありました。

ナイトマーケット

マーケットを歩いてみて感じた物価感はこんな感じです。

  • お土産品: 観光地価格ということもあり、それほど「安い!」という印象ではありませんでした。

  • 日用品: こちらは驚くほど安く、日本の数分の一程度の価格で手に入るものもたくさん並んでいます。

  • シーフード: フーコック島は漁業も盛んです。店先で新鮮な魚介類が豪快に焼かれ、食欲をそそる香ばしい匂いがあたり一面に漂っています。

夕食後にブラブラと散策するだけでも、この島特有のエネルギーを感じることができて楽しいですよ。

 

都会の喧騒を離れ、波の音を聴きながら過ごす1週間。フーコック島は、日常を忘れてリセットしたい大人の旅にぴったりの場所でした。

 

最後に

フーコックでは来年(2027年)にAPEC2027が開催されるそうです。現在、それに向け大型インフラ整備が急ピッチで進行しています。今後、観光地としてもいっそう発展し、知名度も高まることでしょう。
島の北端には世界最長のケーブルカーもありました。別記事で紹介したいと思います。

「次はどこへ行こう?」と考えている方の参考になれば幸いです。

ホーチミンで「日本の安らぎ」に救われる。相鉄グランドフレッサ宿泊記と、20年連れ添った旅の相棒


「本ページはプロモーションが含まれています」

 

ベトナム・フーコック島への旅。その中継地点として、まずはホーチミンに2晩滞在しました。

ホーチミンの夜景に酔いしれる

ホーチミンでは、日中は市内を循環する観光バスに揺られて街の活気を肌で感じ、夜はサイゴン川のディナークルーズへ。

船上から眺めるホーチミン市の夜景は実に見事です。美味しい食事と共に流れる美しい景色は、この街を訪れる方にはぜひおすすめしたい鉄板の観光コースと言えるでしょう。

サイゴン川クルーズ船からの夜景



海外で「いつもの日本」に泊まる贅沢:相鉄グランドフレッササイゴン

今回、あえて筆を執ったのは、宿泊したホテル「相鉄グランドフレッサ サイゴン」が素晴らしかったからです。

名前の通り、日本で多くのホテルを運営する相鉄グループの海外拠点。ここが、想像以上に「日本」でした。

  • 日本人向けの安心設計: お部屋の仕様や設備が日本国内の高級ビジネスホテルのようで、海外特有の緊張感がすっと解けます。

  • 日本語でのコミュニケーション: スタッフが全員日本語で対応してくれるため、ストレスが全くありません。

  • 出張者のような落ち着き: 宿泊客には日本人の会社員の方も多く、国内出張のような感覚でゆったりと疲れを癒せます。

特に感激したのは朝食です。 ごはん、みそ汁、そして納豆。和食派の私にとって、海外でこれほど質の高い日本の朝食に出会えるとは思っておらず、心から癒やされました。

和食のビュッフェスタイル朝食

▼相鉄グランドフレッサ サイゴンの予約・詳細はこちら(Agoda)

国内・海外ホテル格安予約のアゴダ【agoda】

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=4AZMKG+A3RVEA+4X1W+5YZ77

 

旅の質を左右する「トイレ」と、20年愛用の相棒

ここからは少し個人的なこだわりですが、旅の快適さに直結する「トイレ」のお話です。

このホテル、嬉しいことにウォシュレット完備でした。海外でこれに出会えることは稀で、なぜ世界に普及しないのか不思議でなりません。

ウオッシュレットのトイレでした

私は20年以上前から、海外へは必ずTOTOの携帯用ウォシュレットを持参しています。 これまで、より軽量な他社製品を試したこともありましたが、やはりパワー不足などで満足できず……。結局、四半世紀近く前に手に入れたこの初代モデルを、今でも現役で使い続けています。

最近も新製品は出ていますが、やはりこの信頼感を超えるものにはなかなか出会えません。どうやら、私が使い続けているこのタイプは今でも売れ筋のロングセラーのようです。

▼20年以上愛用している信頼のモデル:TOTO 携帯用ウォシュレット

【楽天市場】TOTO 携帯用おしり洗浄器 「ウォシュレット」 YEW4R2:コジマ楽天市場店

20年以上愛用、今回の旅行にも持ってきました



次なる挑戦:アジアの「ホース型シャワー」

ところで、アジアのホテルでは便器のそばに「ホース型の洗浄シャワー」がよく備え付けられていますよね。

皆さんはこれ、使ったことがありますか? 私はこれまで、持参した携帯用ウォシュレットへの絶対的な信頼から、このシャワーに触れることはありませんでした。

ですが、この次に訪れるフーコック島のホテルでは、いよいよこの「現地流シャワー」にもチャレンジしてみようかと思っています。その体験談は、また次回に。

ノンバーバルコミュニケーションは世界共通か? ― ロシアで気づいた「笑顔」の文化差

ノンバーバルコミュニケーションは世界共通か? ― ロシアで考えた「笑顔」の意味

海外旅行をしていると、「言葉が通じない」という場面は少なくありません。

そんなとき、私たちは無意識に頼っているものがあります。

それが、笑顔です。

笑っていれば敵意はないと伝わる。
微笑めば場が和らぐ。
言葉がなくても気持ちは伝わる。

私は長いあいだ、そう信じてきました。

しかし、ロシアのサンクトペテルブルクを訪れたとき、その前提が少し揺らぎました。

 

笑わない店員たち

レストランに入る。
席に案内される。
注文をする。
会計をする。

どの場面でも、店員はほとんど笑いません。

最初は「機嫌が悪いのだろうか」と思いました。
しかし店を変えても同じでした。

私が訪れたのはロシア有数の大都市、サンクトペテルブルクで、しかも一度きりの滞在です。
ですからロシア全体を語ることはできません。

ただ、少なくとも私が体験した範囲では、日本やアメリカ、西欧諸国で感じてきた接客の雰囲気とはかなり異なっていました。

 

笑顔は世界共通ではなかった

後で知ったのですが、ロシアには

「理由もなく笑うのは愚か者のしるし」

ということわざがあるそうです。

笑顔は礼儀ではなく、感情の結果。
必要以上に微笑むことは、かえって不自然に映ることもある。

つまり、笑顔はノンバーバルコミュニケーションではあるものの、その意味づけは文化によって異なるのです。

私はこれまで、

「笑顔=善意」
「笑顔=安心」
「笑顔=世界共通のサイン」

だと思っていました。

しかし、それは私の属する文化の前提にすぎなかったのです。

 

ノンバーバルも文化の中にある

言語には文化差があることはよく知られています。

敬語の体系、主語の省略、直接的か間接的か。

しかし今回気づいたのは、
言葉を使わないコミュニケーションにも文化差があるということでした。

笑うか、笑わないか。
視線を合わせるか、そらすか。
距離をどれくらい取るか。

それらもまた、社会の価値観の中で形づくられています。

ノンバーバルだから世界共通、というわけではないのです。

 

文化フィルターという存在

私は無意識のうちに、

「笑顔がない=不機嫌」

と解釈していました。

しかし実際は、それがその街の「普通」だったのかもしれません。

私たちは、自分の文化というフィルターを通して他者を見ています。
そのフィルターの存在に気づくことは、異文化理解の第一歩かもしれません。

海外旅行は、他国を見る体験であると同時に、
自分の前提を見直す体験でもあるのだと感じました。

 

おわりに

もしロシアを訪れて店員が笑わなかったとしても、
それはあなたが嫌われているからではないかもしれません。

笑顔もまた、文化の中にある。

そう思えると、旅は少しだけ楽になります。

手荷物遅延の補償はどうなる?海外旅行でスーツケースが届かなかった体験

これまで海外旅行と語学をテーマに記事を書いてきましたが、今回は海外旅行でのトラブルについてお話しします。

 

海外旅行で手荷物が届かない——いわゆる「手荷物遅延」は決して珍しいトラブルではありません。特に乗継便ではスーツケースが最終目的地に届かないケースが発生します。本記事では、実体験をもとに対処法や補償制度、クレジットカード保険について解説します。

 

海外旅行で手荷物が届かないとき、何が起きているのか

海外旅行で最も不安になる出来事の一つが「手荷物遅延」です。
目的地に到着したのに、自分のスーツケースだけがターンテーブルに出てこない——その瞬間の心細さは、経験した人でないと分からないかもしれません。

 

私自身、これまでに複数回この経験をしています。その体験から見えてきたのは、単なる偶発的な事故というよりも、航空輸送の構造に起因する問題であるということでした。

 

なぜ乗継便で起きやすいのか

現在、預け荷物はバーコードで管理され、リアルタイムで追跡できる仕組みも整っています。それでも手荷物遅延は起こります。

特に多いのは乗継便です。

 

主な理由としては、

  1. 乗客の急な便変更

  2. 出発遅延による積み替え時間不足

  3. 入国審査の混雑による乗継失敗

  4. 空港内の作業遅延

などが挙げられます。

 

要するに、「人間の移動の変更」に荷物の移動が追いつかないのです。

私がウィーンで経験したケースは、どうやらどこか別の空港に送られてしまった可能性があるとのことでした。

 

まずやるべきこと

荷物が出てこない場合、まず航空会社の手荷物カウンターへ行き、「荷物が届いていない」と申告し、

  • 手荷物遅延証明書(PIR)を受け取り、

  • 現在の荷物の状況を確認すること

が重要です。

ここで注意が必要です。

航空会社は、遅延した場合の補償制度を持っていますが、こちらから確認しなければ説明されない場合が多いのです。

 

私の場合も、最初に荷物の状況についての説明は受けましたが、アメニティキットや補償の話は出ませんでした。後になって他の乗客から教えられ、改めてカウンターで確認したところ、すぐに支給されました。

 

クレジットカード付帯保険の方が有利な場合もある

さらに重要なのは、クレジットカード付帯の海外旅行保険です。

多くのゴールドカード以上には、

  • 手荷物が一定時間(通常6〜24時間以上)届かない場合

  • 衣類や日用品の購入費を補償する制度

が付いています。

補償額は数万円規模になることもあります。

航空会社だけでなく、カード会社にも申請できる可能性があることを知っておくべきです。

 

日本人の行動特性

空港のチェックインカウンターで、外国人の利用者がチェックインに長時間をかけてスタッフと話している場面を見たことはないでしょうか。

以前の私は、「チェックインになぜあんなに時間がかかるのだろう」と思い、自分の順番がなかなか来ないことにイライラしていました。

しかし今は違います。
おそらく彼らは、必要なことをきちんと確認し、交渉しているのだと思うようになりました。

海外では、

利用できる補償があっても、こちらから確認しなければ積極的に案内されるとは限りません。

結論

手荷物遅延に遭遇した場合に大切なのは、

  • 必ずその場で申告する際に必要な補償について確認すること

  • 書類を受け取ること

  • 帰国後、クレジットカード保険も確認すること

です。

 

トラブルそのものを完全に避けることは難しいかもしれません。しかし、損失を最小限に抑えることはできます。

 

海外旅行では、準備だけでなく「知識」も大切なのだと、私はこの経験から学びました。